「夏越大祓」7月25日 午後14時30分~

お知らせ

一年の折り返しにあたる六月晦日または七月に斎行される「夏越大祓」は、私たちが日々の暮らしの中で知らず知らずのうちに身につけた“罪(つみ)”や“穢れ(けがれ)”を祓い清め、心身ともに清浄となって、後半の半年を健やかに過ごすための神事です。

夏は古くから疫病や災害の多い季節とされ、
人々は神様の力を借りて清らかな心と体で乗り越えようとしてきました。

忙しい現代、日々の疲れやストレスを一度リセットし、健康と幸せを願う機会として今でも大切にされています。

この神事は、古くは『延喜式』にもその記録が見られるほど、長い歴史を持つ日本の伝統行事であり、年末の「師走の大祓」と並ぶ、重要な節目の祓えの儀です。

当神社では、境内に「茅の輪(ちのわ)」を設け、参列者はこれを左・右・左とくぐることで、疫病退散・無病息災を祈願いたします。この茅の輪くぐりは古来より「蘇民将来(そみんしょうらい)」の故事に由来し、身の穢れを移し、心身を清める力があるとされています。

大祓(おおはらえ)の人形(ひとがた)は、罪穢れを祓うために用いられる人形です。やり方は、まず人形に氏名と年齢を書き、体の気になる部分を中心に人形全体を撫でて息を吹きかけます。

清らかな夏の節目、心と体を整えるひとときとして——
どうぞご家族おそろいで、「夏越大祓」にお越しくださいませ。

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